コウモリは鳥獣保護法という法律で守られているため、許可なく捕まえたり殺したりすることは出来ない動物です。そのため、家にコウモリが住み着いた場合には、コウモリを追い出す手段をとることになります。
コウモリ対策はまずコウモリの追い出しから始まります。
コウモリ駆除業者が教えるコウモリ追い出しの効果的な商品とコウモリ追い出しの適切な時期とタイミングを解説いたします。
コウモリを追い出す効果的なグッズ
コウモリを追い出すために効果的なグッズは、忌避スプレーとくん煙剤です。どちらを使用するかはコウモリが侵入している場所や大きさによって使い分けします。
コウモリ忌避スプレー
忌避スプレーはコウモリがとても嫌がる臭いを発するスプレーで、これをコウモリが住み着いている箇所にスプレーするとコウモリに危害を加えずに追い出すことが出来ます。
コウモリ忌避スプレーを使用するとコウモリが一斉に飛び出してくる可能性があるため、注意してください。ちょっとずつスプレーしても効果が薄いので、一気にスプレーをかけ臭いをコウモリがいる空間に充満させるようにしてみてください。大体40秒程で薬剤がなくなります。
他に注意する点としては、小さいお子さんやペットなど近くにいないようにすること。また、引火しますので絶対に火のそばで使用せず、スプレー後も近くで火を絶対に使わないようにしてください。こうした殺虫スプレーなどので引火し全焼する事故が毎年発生しているので気をつけてください。
ちなみに、錠剤タイプの忌避剤もあります。
こうした錠剤タイプですと、効果が出るまで時間がかかると思います。また、天井裏などに投げ入れると回収が不可能になる可能性が高いです。そうすると、回収するか薬の効果がなくなるまで、その間ずっと嫌な臭いが生活している部屋にまで及んでしまう可能性もあり、使いにくいのではないかと思います。
プロのコウモリ駆除業者では、こうした錠剤タイプを使うことはまずはありません。基本は忌避スプレーを使用して追い出します。
コウモリ忌避スプレーが向いている場所は、換気扇など小さな空間が使い勝手が良いと思います。屋根裏などの広い空間でもいいのですが、1本では足りない場合もあり、複数本用意するか、下記のくん煙剤が使いやすいかもしれません。
くん煙剤
コウモリ専用のくん煙剤というのはなく、ネズミを追い出すこちらのタイプを使用します。
これは水を入れるだけなので火を使わず安全です。また、天然のハッカ油の臭いで追い出す物ですのでコウモリに危害を加え得ずに追い出すことが出来ます。
薬剤が屋根裏などに充満するまで少なくとも2時間と時間がかかるため、朝早いうちに使用してください。コウモリが出て行った後はコウモリが戻ってくるまでに侵入口を封鎖する作業を明るいうちに行う必要があるためです。
こうしたくん煙タイプのものもプロのコウモリ駆除業者も使うのですが、手に持って煙を吐き出すタイプを使用していて、置き型タイプのものを使用することはあまりありません。
ただご自身でコウモリを追い出す際には、効果的かと考えれますのでご紹介させていただきました。
コウモリに超音波撃退グッズは効果がある?
コウモリを追い出すのに忌避スプレーと並んで人気がありそうな超音波撃退グッズです。超音波で本当にコウモリを追い出せるのでしょうか?
正直言いますと、こうした市販の超音波グッズでは追い出せない可能性があると考えます。プロの業者でも超音波を使うことはありますが、その出力は市販の物よりかなり大きいものを使用します。音も、音波も大きいため、コウモリが本当に嫌がって出ていきます。
市販の超音波でも出ていく可能性がゼロではありませんが、屋根裏でビックリして飛び回るだけで外に出て行かないコウモリもいると思います。
また超音波を設置してしばらく置いておくとコウモリもその環境に慣れてきますので、長期的には効果がなくなります。
超音波を使うならば、安くて効果的な忌避スプレーを何本か購入した方が良いと思います。
コウモリの追い出しの注意事項
コウモリの追い出しを成功させるには、時期やタイミングがあります。また、コウモリ追い出す際の注意すべき点がありますので確認ください。
4月~6月 | 7月~8月 | 9月~10月 | 11月~3月 | |
コウモリ追い出し | ○ | × | ○ | × |
コウモリのスケジュール | 冬眠から目覚め | 出産・子育て | 交尾期間 | 冬眠に入る |
コウモリを追い出す時期とタイミング
素人の方が上手にコウモリを追い出すための適切な時期があります。
それは、冬眠明けの4月~6月と、子育て後の9月~10月です。
冬眠中はジッと動かなかったコウモリも冬眠から開けると活動を開始します。日中は寝ぐらで休んでいて夕方日没頃、食事に外に外出します。
コウモリ追い出しのタイミングとしては、午前中が良いでしょう。午前中の早い段階で、忌避スプレーなどで追い出し、コウモリが出て行った後すぐに侵入口を封鎖する作業に取り掛かるためです。
コウモリを追い出しても油断は出来ません。家のそばにぶら下がっていたり、周辺を飛び回ったりすることがあります。
このような不測の事態も考えられますので、午前中に追い出し作業を行わないと、侵入口の封鎖が完了せずに、またコウモリが同じ場所に戻ってきてしまう恐れがあります。
本当はコウモリが食事に出て行った日没後に追い出しを行うとコウモリの数自体も少ないのでラクなのですが、それでは暗くて封鎖作業もしづらく、素人の方ですと手際良く作業するのは困難なため、午前中を推奨としました。
コウモリ追い出しに適さない時期
それでは、コウモリの追い出しに適さない時期はいつでしょうか?
それは、7月~8月と、11月~3月です。
7月~8月のコウモリの活動
コウモリが出産、子育てする期間です。生まれたばかりでまだ飛べないコウモリがいるためです。子どもを残して親コウモリが追い出されても、子どもを守るために必ず戻ってこようとするでしょう。コウモリは哺乳類です。生まれてから2週間ほどはお母さんの母乳を飲んで育ちます。そのような状態で母コウモリは子どもを置き去りになかなか出て行ってはくれません。
11月~3月のコウモリの活動
11月中旬になるとコウモリは冬眠を始めます。コウモリは冬眠前に交尾を済ませ、そのまま冬眠し、翌年の7月頃に出産します。妊娠したまま冬眠をします。
冬眠中は追い出しを行っても出て行かないコウモリもいるため、この時期の追い出しは素人には難しいためお勧め出来ません。
プロのコウモリ駆除業者ですとどの期間でもコウモリの追い出しと侵入封鎖が可能です。
作業も1日で終わるケースがほとんどです。
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