世界には約960種類のコウモリが生息しています。
日本では35種類のコウモリが確認されおり、そのうち家の中に住み着くコウモリは1種類だけで、それは「アブラコウモリ」という種類だけです。

アブラコウモリの別名はイエコウモリ

アブラコウモリは日本にいるコウモリの中で唯一、人家を寝ぐらにするコウモリのため、別名をイエコウモリと呼ばれています。

アブラコウモリ は、人家のない山間部などには生息せず、洞窟の中にもいないと言われており、市街地や都市部に生息しています。自然よりも、人が多い地域にいるため、昔から人との関わりが大きいコウモリです。

ちなみに、アブラコウモリの名前の由来は、昔、九州北部ではイエコウモリをアブラムシと呼んでいたそうで、これを長崎にいたシーボルトがヨーロッパで日本の”油の昆虫”と紹介され、学名的にもイエコウモリをアブラコウモリとなったそうです。

中国では蝙蝠(コウモリの漢字名)の「蝠」が「福」に通ずるということから縁起の良い動物とされています。縁起の良さからか、江戸後期には歌舞伎役者・七代目市川團十郎の衣装にコウモリの柄が描かれて、コウモリの柄を流行したそうです。また、長崎の有名なカステラ福砂屋は、明治時代の12代目の清太郎氏が商標にコウモリ採用したそうです。

アブラコウモリは蚊などを捕食する益獣としても評価されており、また昔から、縁起が良いとされてきたコウモリですが、近年では西洋によるドラキュラを代表とする「コウモリは不吉な動物」のイメージや、コウモリ侵入による被害の増加により、悪いイメージが強くなっています。

ネズミ同様に病原菌を媒介する動物でもあり、家への侵入による糞尿の被害など、コウモリが侵入すれば駆除対策の対象とされています。

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アブラコウモリの生態

家に住み着くアブラコウモリの生態を理解して対策に役立ててください。

アブラコウモリの大きさ

体長:前腕長30-35mm、頭胴長40-60mm、尾長30-40mm
体重:5~10g

羽を広げた大きさは15cmほどになりますが、丸まっている状態であればゴルフボールくらいの大きさでしかありません。

アブラコウモリの生態

夜行性
コウモリは夜行性で、昼間は人家の隙間に入り込んで寝て休んでいますが、日没頃から食事をしに、外に一斉に飛び出します。
日没後2時間くらいが活発で、一通り食事を追えたらまた住処に戻ってきます。

コウモリの食べ物
主食は小型の昆虫で、蚊(カ)や蛾(ガ)などの空を飛ぶ昆虫です。都会の汚れた川に発生しやすいユスリカもコウモリの好物です。
また、スーパーやホームセンターなどの大きな照明や灯りに集まる虫を食べにコウモリが集まっていることもあります。
一晩に2~300匹の虫を食べるとも言われる大食感です。
これだけの量を食べるため、コウモリのフンの量も他の動物に比べて非常に多いです。

コウモリの冬眠
アブラコウモリは11月中旬くらいから人家の隙間や屋根裏で冬眠に入ります。寒さをしのげる暖かい場所に群れをなして冬を越します。翌年3月頃から冬眠から覚めて、活動し始めます。
都会では暖かいこともあり冬眠しないアブラコウモリも現れています。

アブラコウモリの一生
コウモリのメスは1歳になると出産します。毎年7月頃に2~3頭の子を産み、1ヶ月ほどで巣立ちしていきます。
10月になる頃に交尾をして、精子をメスの中に抱えたまま冬眠し、4月頃の目覚めと同時に排卵が起こり、妊娠します。
オスの寿命は3年ほど、メスは5年ほどです。

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